無線機の放熱
運用してると、色々と問題が出てきます。
今回は、無線機の放熱対策です。
お正月の初売りで、購入してFTM-6000と交換して使っている、FTM-200D。
全く問題無く使ってたんですが、最近、少々熱気を感じて、触ってみると・・・
チンチンに熱くなってました。
WiRES-Xの構成はこんな感じになります。
ノード局間をインターネットで接続して遠距離通信を実現しているのですが、
両端の無線局が受信していると言う事は、ノード局は送信している事になります。
当然ですよね。
問題点は、1対1の交信なら、相互に送受信が切り替わりますから、大丈夫なんですが、
複数局が同時にミーティングを行う場合、ほぼ間断なく送信状態が続くと言う事です。
ミーティング時は聞いている時間が長いですよね。
ノード局は、ほぼ送信しっぱなしになるんです。
前に使っていた、FTM-6000は、50W機だったので、高温になる事が想定されていて、
後部に排気ファンが取り付けられていました。
今回交換した、FTM-200Dは、20W機ですから、普通の通話運用では、ファンは必要ないんです。
ところが、連続運転となると話は別。
30分とか、1時間とかの連続送信を考えて見て下さい、大変な熱量が発生します。
自然廃熱では追いつかない状況になっているようです。
取り敢えずは、FTM-6000のファンを取り外して、FTM-200Dへ取り付けました。
効果絶大で、発熱はかなり抑えられて、冷却時のファンの音が気になる程度で、運用出来そう。
基盤構成等は、共通部品が多いので、問題無く動作しましたが、他に冷却を考える必要がありそうです。
で!
FT-7900購入時に同時購入していた、冷却台を見つけました。
パワースイッチも付いてますし、必要に応じてON-OFFが可能。
このファンを動かすのに、別の電源アダプタが付属してました。
アダプタを見ると、10.5V・・・・え!12Vじゃないの・・・・
ファンを確認してみても、12Vと書かれてます。
動かしてみてわかりました、回転数を落とすために、あえて10.5Vなんですね。
五月蠅いったらありゃしない。
分解してみました。
お値段は、6,600円(税込)ファンとスイッチしか入ってませんから、お値段的にはこんな物でしょう。
ファンを少し低速な物に取り替えてみます。
こちらも、三洋の静音ファンにしました。
ファンは、60mmファンですね。
機種が違うので、ネジで固定できません。
底面にスポンジを入れて、密閉してみました。
上に乗せると、無線機下部が密閉されて、底面の吸気口から押し込む感じです。
この方法だと、ゴミも一緒に押し込むので、吸い込み側にフィルタを取り付けます。
こんな感じでベースを固定して。
フィルタ付きのキャップを被せる感じです。
ほい、完成。
普段は、無線機の冷却ファンだけで大丈夫でしょう。
長時間のミーティングが行われるときは、冷却台のファンも回して、
廃熱させる事にします。