カラスとトンビ

ある日の空、絵に描いたような、カラスとトンビの痴話喧嘩が繰り広げられていました。

おっと、卑怯にもカラスが背後から仕掛ける。

トンビ、エアーブレーキで後方に回り込み、形勢逆転。
しかしカラス、まさかの背面飛行でトンビを威嚇・・・
なかなか一進一退の痴話喧嘩、見応えがあります。
さて、なぜカラスは、トンビをみると喧嘩を仕掛けるのでしょうか・・・
<昔話>私の記憶によるいい加減な話。
昔々あるところに、鳥たちが集まっていました。
この頃、鳥たちは、皆白色で、区別がつきません。
そこで神様が、染め物が得意な、「トンビ」に皆に色を塗ってあげなさいと仕事を任せました。
鳥達は、早い者順で、トンビさん宅に行って、自分の好きな色に染めてもらいます。
スズメさんは、地面で餌を拾うので、猫に見つかりにくい、土に近い色に。
ホオジロさんは、スズメさんと間違われては困るので、ほほに白いワンポイントを。
ウグイスさんは、練習中の「葉隠れの術」を完璧な物にすつために、緑色に。
そんなこんなで、カラスさんを除く全ての鳥たちが、トンビさん宅を訪れ、
自分好みの色にしてもらいました。
ところが、拘りのカラスさんは、なかなか色が決まりません。
夜になっても、なかなか決まらず、トンビさん宅を訪れたのは、夜も更けてから・・
トンビさん、眠い眠い。
カラスさんは、お目々ギンギンで、やっとまとまった沢山の配色をトンビさんに
告げますが、トンビさんは眠くて上の空。
寝ぼけたトンビさんは、沢山残っている黒の染料をたっぷり使って、完璧なツヤツヤの黒色に染めてしまいました。
染め終わった自分の姿を見たカラスさん、そりゃもーー、怒った怒った。
この怒りは、子々孫々まで伝えられ、既に記憶による怨恨より、体に染みついた
習性となって、今でも悠々と飛行するトンビさんを見ると、攻撃をしかける衝動にかられてしまいます。
はーーー長かった。
嘘ぴょん!
あ!ついでに・・・「嘘ぴょん!」って何って思われた方、あなたは若い。
2009年に行われたgooランキング「今でもつい使ってしまう死語ランキング」で堂々の1位となった言葉です。
(^_^;)

動物

Posted by papas