写真の現像(1)

ディジタル時代になって、現像と、トリミング、プリントも
自分でできるようになりました。
これにより、写真がどう変わるか、簡単にご説明します。
今回の写真は、次のような設定で撮影されました。
カメラ製造元(SONY)
カメラモデル(SLT-A55V)
絞り値(F/8)
露出時間(1/250秒)
ISO感度(ISO-1600)
露出補正(-0.3)
焦点距離(250mm) 35mm換算(375mm)
ご覧の通り、ISO-1600とかなり高感度での撮影となってます。
まずノイズを処理しましょう。

元画像には、かなりのノイズが含まれている事がわかります。
しかし、この画像は、ノイズをハッキリ見せるために、等倍で部分的に切り出してます。
画素全体では、A4サイズ以上でプリント可能なほどに大きい画像です。
普通に2Lくらいでプリントすると、縮小印刷されますから気にならない程度になります。

ノイズ処理を行った後に現像した写真んです。
なんかバランス悪くありませんか・・・
この辺からは個人の主観ですからね、何とも言えませんが、私はバランスが悪いと感じてます。

次にトリミングして、写真全体のバランスを整えます。
これも主観ですが、私的には、こんな感じが良いかなって・・・ね!

バランスは整いましたが、肝心の花が白飛びしてしまって、何が何やら・・
写真全体を暗くして、花の輪郭が確認できるまで、調整します。
<白飛びとは、明るい部分が飽和してしまい、色や輪郭が見えなくなる状態です。>
<その逆は、黒つぶれとか言いますね。>
さて、オートで撮影して、なぜ白飛びするのでしょうか。
全体が暗く、花が明るい場合、カメラがどう動くかというと・・・
1.全体的に暗いな・・・
2.暗いところも写るように明るめに撮ろう・・・
3.あれ、中央の花が白飛びしちゃった・・・
4.ま!いいか・・・
とこんな感じです。
撮影時に気付いたら、EV補正を使って、マイナスに傾けましょう。
この写真なら、EV-0.7 くらで花びらが見えるようになります。

次に覆焼きして、若干暗部を持ち上げます。

次に色合いの調整です。
これも、主観ですね・・・私はこの程度の色が、今は好きです。
前は、もう少しアッサリ系が良かったのですが、年を取ると濃いめが好きなのかも。
ちなみに、コンパクトデジカメが、くっきりした映像になるのは、一般的な好みで、こてこてにカメラ内で加工されているからです。
これになれてしまうと、一眼カメラのデフォルト出力が素っ気なく見えてしまったりします。

最後に硬調に調整して、暗部と明部のメリハリをつけます。
だいたい、印刷データとしては、これでお終い。
さて、最後にブログアップ用です。

ブログアップ用は、印刷写真と若干異なります。
見た目重視ですからね、暗部も見えるように、若干暗部を持ち上げます。
その後、弱めのシャープネスをかけて、完成です。
シャープネスをかけると、エッジが強調されて、見栄えの良い写真になりますが、ギラギラして、塗り絵のようにも見えてきます。
何事も、過ぎたるは及ばざるがごとしです。

写真撮影

Posted by papas