アンテナ切替機(測定)
昨日組み上げた、アンテナ切替の周波数特性を試験してみます。
最近は、便利な物が有りますよね、前にご紹介したNanoVNAを使って、
SWRを測定して見ることにしましょう。
今回の切替機は、145MHz+430MHz帯の無線機で使えれば問題ないので、
周波数特性的には、430MHzでSWR1:1.5以下で有れば問題ない事になります。
先ずは、測定器に、ダミーロドを接続して測定してみます。
145MHz帯(144.00MHz~146.00MHz)この周波数がアマチュア無線に許可された、
運用帯域ですから、事前にプリセットしておいた測定パラメータを設定して、計ってみます。
ダミーロードだけの場合は、1:1.09 十分に運用可能範囲です。
次に今回作成した切替機を通してSWRを測定してみます。
おや!若干上がりました。
それでも、許容範囲内の、1:1.18ですからこの周波数は使えます。
それでは問題の、430MHz帯を測定してみます。
測定パラメータを430MHz~440MHzにセットして・・・・・
あら! 1:2.66とか、当初作成時に目的にしていた、1:1.5を大きく上回ってます。
これでは、運用できません。
試しに、50MHz帯を測定してみると、1:1.15ですからこれも問題なし、
どうやら、周波数が高くなると、SWRが上がるようです。
ま!当然と言えば当然なんですけどね。
NanoVNAに 140MHz~450MHzのパラメータをセットして測定してみると・・・・
250MHzあたりが本切替機の利用限界と言う事みたいです。
適当に作ったつもりも無かったのですが、周波数が上がるとシビアですね。
そして、気付いてしまいました。
手持ちのBNCコネクタですが、これって・・・・
音響や映像用の75Ωの製品じゃありませんか、ひょっとして。
過去に購入した履歴を確認すると、「CCTV カメラ BNCカプラーアダプター」
と書かれてました。
これは、インピーダンス75Ωの製品に間違い無さそうです。
そして、BNCコネクタを取り外して、部品の到着待ちです。
製品を確認せずに手持ちを使ったのが間違いだったようです。
ただ、無線設備用50Ωを使ってどの程度改善するか・・・・・
当初の目的通り、430MHz帯まで対応してくれる事を願いましょう。
で!次回は部品到着の明日以降に続きます。(^_^;)