ノイズ対策3

今回も無線の低い周波数帯で混入するノイズ対策です。
前回、UPSからの供給タップをアースする事で、それなりの改善が見られたので、
やはりディジタル機器からのノイズ対策が有効と思い、今回はLANケーブルを
シールドタイプに取り替えてみる事にしました。

国内メーカーの「サンワサプライ」とか「エレコム」あたりのケーブルを使うのが
良いのかもしれませんが、サンワサプライの CAT6以上はそれなりに良い値段・・・
評価の良さそうな、それなりのケーブルを探してこれにしました。
CAT8でシールドタイプ、ま!CAT8になるとシールドは当たり前なんでしょうね。

裏面は、シールド部分がありませんが、3面は保護されてる様子です。
思ったより取り回しも楽で良さそうな感じがします。

念のため、ケーブルの両端でアースされているか確認してみます。
両端のシールド部分で通電を確認。

ケーブルの構造を見る限り、アルミシールドの外側をアース線が裸で走っている感じでしょうから、網線タイプのシールドより劣るのかもしれません。
個人的には、撚り線より単線の方が好きなのですが、ケーブルの取り回しを考えると、
撚り線の方が柔らかく配線作業も楽です。
配線距離が15mを超える場合単線が望ましいのですが、今回は最長で5mですから問題無いでしょう。
古い物ですが、取り敢えず手持ちのLANテスターを使って確認して、
G(グランド)の通電を確認しました。

因みに、現在使用中のケーブルをテストすると、G(グランド)の接続が無いことがわかります。

ルータのケーブルを交換しました。

ローカルネットワーク用のHUBも交換完了。

ケーブルの刻印を見る限りでは、CAT8対応 2GHzのデータに対応との記載が・・・・

シャック内のLANケーブルと、別室のWi-Fiアクセスポイントまではシールドした事になります。
さて、無線機に火を入れてノイズを確認すると・・・・
変化無しでした。
普通にCAT6でも、それなりのノイズ対策がされていると考えるべきか・・・・
購入したケーブルがおかしいのか?(性能的に)直流通電は問題無し。
はたまた、LANケーブルからのノイズに関しては、UTPケーブルでも十分に抑えられていると
考えるべきなのか・・・・

ま!ノイズが増えた訳ではないので、しばらくこのまま使って見ようと思います。
コモンモードノイズでも屋内のその他の機器からのノイズでも無さそうです。
多くの方が諦めてますからね・・・しかし。
50MHz帯域のバンドスコープに、逓倍で出ていた信号は消えました。
全く効果が無い訳では無さそうです。
SWRも全てのバンドで下がりますし、アースはそれなりに取れているはずなのですが・・
さて、次の対策を考えてみる事にしましょう。

次回へ続く・・・・