携帯のカメラ
スマホの普及で、コンパクトカメラの需要が激減しているみたいです。
それはそうでしょうね、スマホを持ち歩けば漏れなくカメラが付いてきます、動画も撮れるし、いろんな機能が付いてきます。
コンパクトカメラでもピンキリですが、安いカメラだとセンサーサイズはスマホとそれ程変わりません。
変わるのは、レンズくらいでしょうか・・・それと、絞りが付いてきます。
スマホのカメラで絞り機能を有する機種は少ないと思います。
あの薄さにチャンとしたレンズと絞り機能は、物理的に無理があります。
さて、今回改めて比較しようと思った理由ですが、現在使っているスマホの標準レンズが明らかに方ボケで、お店の担当者もボケてますね・・・・とここまで確認して、サンプル写真も添えて修理依頼したのですが、メーカーの回答は、許容範囲内。
写真を趣味にする私にとっては、許される物ではありませんでした・・・
スマホのカメラに大きな期待をして買い換えたのが間違いの始まりです。
ま!スマホのカメラなんて、こんな物の再確認ですね。
今回はスマホのオリジナルデータと、加工後のデータを比較してみましょう。
Exposure Time: 1/13 sec
F Number: f/1.7
ISO Speed ratings: ISO 100
Exposure Bias: -0.33 EV
左がRAW出力を加工無しに現像、右はカメラ内で加工されてJPEG出力された画像です。
同じサイズのはずなのですが、既にサイズが変わっています。
歪み補正が働いて、若干サイズが変わったのだと思われます。
ISO 100 ですから、オリジナルに若干のザラザラ感はありますが、ディテールもしっかりしてますし、この程度の補正なら問題無さそうです。
Exposure Time: 1/50 sec
F Number: f/1.7
ISO Speed ratings: ISO 400
Exposure Bias: -0.33 EV
ISO 400 で撮影してみました。
歪み補正は相変わらずです、左のオリジナルにノイズが増えてます。
Exposure Time: 1/100 sec
F Number: f/1.7
ISO Speed ratings: ISO 800
Exposure Bias: -0.33 EV
ISO 800 です。
このへんまでは使えそうです。
ただ、補正後のデータ右側のディテールが失われつつあります。
写真として使えるのは、この辺まででしょうか。
Exposure Time: 1/200 sec
F Number: f/1.7
ISO Speed ratings: ISO 1600
Exposure Bias: -0.33 EV
ISO 1600 です。
オリジナルは、ほぼノイズで埋め尽くされてます。
右、補正後のデータが塗り絵みたいになってきてます。
ディテールは失われ、既に写真とは言えません。
Exposure Time: 1/320 sec
F Number: f/1.7
ISO Speed ratings: ISO 3200
Exposure Bias: -0.33 EV
取り敢えず、撮影モードが有るので、ISO 3200 で撮影してみました。
ある意味、左の状態を補正して、右にできる技術がすごいです。
Make: SONY
Model: ILCE-6500
Exposure Time: 1/80 sec
F Number: f/5.6
ISO Speed ratings: ISO 3200
Exposure Bias: -0.3 EV
Lens Model: 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary 021
比較のために同じ感度でAPS-Cサイズのセンサーを搭載したカメラで撮影してみました。
比較する事自体無理があるのですが、どんなに高機能なスマホでも、スマホはスマホの写りと言う事は確認できます。
部分的に等倍で切り出してみたのでスマホの写真もこんな感じに写ります。
これが、切り出さずにそのまま見てみると・・・・
Exposure Time: 1/320 sec
F Number: f/1.7
ISO Speed ratings: ISO 3200
Exposure Bias: -0.33 EV
チャンと、それなりに見えるんですよね・・・・
ノイズが酷かった、ISO 3200の写真ですが、普通のLサイズやはがきサイズに印刷して鑑賞するのなら問題無く鑑賞できそうです。
ま!こだわらなければ、使えると言う事でしょう。
今回のスマホは、SONY Xperia 1 Ⅲ、RAW出力の出来る機種を使いました。
現行機種としてはカメラを売りにした、それなりの機種です。