サーバーリニューアル計画(2)
今回2回目のリニューアル計画の投稿です。
現在のハードが安定して動いてくれてるので、Second Ethernet 以外は、
ほぼ同じ構成にしました。
「サーバー組み立ても3年前と同じです」
と言う事で、OSのインストールからなのですが、こちらも今回は端折ります。
現在動作中のOSが「CentOS8 Stream」で移行しようと思っているのが「Rocky Linux 8」
いろいろ探していると、再インストールしないで、移行出来そうなので、移行ツールを
使って、そのまま進めてみます。
<マイグレーションツールをダウンロードします。>
git clone https://github.com/rocky-linux/rocky-tools.git
<続いて、取得したら、ツール「migrate2rocky.sh」に実行権限を付与します。>
cd rocky-tools/migrate2rocky
chmod +x migrate2rocky.sh
さて、動かす準備はできました。
その前に、お約束。
全データのバックアップを実施して、この時点まで戻れる状態にして・・・・
いざ、スタート・・・・
./migrate2rocky.sh -r
何やら最後の方でエラーが出て止まりました。
あれ!やば!これは起動出来なくなるパターンだ、最後の GRUB再構成で失敗してる。
ヤッパリ、いきなりスクリプトを動かすのは問題が有ったようです。
と言う事で、バックアップに戻して再起動、もう一度バックアップして、
更にもう一つバックアップを作って、同じデータが3つになりました。
-rw-r--r-- 1 root root 6893 4月 24 23:27 README.md
-rwxr-xr-x 1 root root 44912 4月 24 23:27 migrate2rocky.sh
-rwxr-xr-x 1 root root 44177 4月 24 23:27 migrate2rocky9.sh
お! README.md が有るじゃないですが、今更ですが・・最初から読めよ!
ジックリ読むことにしましょう。
system (such as CentOS, RHEL) to Rocky Linux.
Use `migrate2rocky` to convert Enterprise Linux 8 systems to Rocky Linux 8.
Use `migrate2rocky9` to convert Enterprise Linux 9 systems to Rocky Linux 9.
**Upgrades are not supported.**
システム (CentOS、RHEL など) を Rocky Linux に変換します。
Enterprise Linux 8 システムを Rocky Linux 8 に変換するには、「merge2rocky」を使用します。
Enterprise Linux 9 システムを Rocky Linux 9 に変換するには、「merge2rocky9」 を使用します。
**アップグレードはサポートされていません。**
なるほど、同一バージョンでの移行は出来るけど、アップグレードは出来ませんよ・・・
と言う事ですね。
うん、ここは間違ってません・・・・次
### Usage
./migrate2rocky.sh -h
tqq -h # --> Display this help
tqq -r # --> Convert to Rocky
mqq -V # --> Verify switch
-V ベリファンオプションがあったんだ、実行前にチェック出来るって事ね。
次回は使ってみる事にしましょう・・・・次
/usr 250M
/var 1.5G
/boot 50M
必要なディスク容量は・・・十分確保されてますね。
/boot に 50Mのディスク容量が必要とな・・・空いてますが念のため、
不要なカーネルを削除して、空きを確保する事にしましょう・・・・次
### Recommended Practice
When running this script, especially via a remote session, it is highly
recommended to enter a screen or tmux session before running. If a standard
ssh or terminal session, such as the Cockpit Terminal window, is disrupted, the
script will die and leave the system in a potential unrecoverable state. For
more on tmux sessions, please see: https://github.com/tmux/tmux/wiki
### 推奨される実践方法
このスクリプトを実行する場合、特にリモート セッション経由で実行すると、
実行する前に、screen または tmux セッションに入ることをお勧めします。規格なら
ssh またはターミナル セッション (コックピット ターミナル ウィンドウなど) が中断されると、
スクリプトが停止し、システムが回復不能な状態になる可能性があります。のために
tmux セッションの詳細については、https://github.com/tmux/tmux/wiki を参照してください。
リモートで作業するなって事ですね。
実はこれ、やってしまいました。
コンソールを操作するのが面倒だったので、SSHでサーバに接続・・・
「システムが回復不能になる可能性が・・・・」
次回は、ズボラせずに、モニターとキーボード、マウスを接続して作業します・・・・次
#### Running the script in Cockpit's Terminal Screen will be interrupted
Do not run this script through the Terminal screen built into Cockpit. As the
script runs the upgrades, Cockpit will be restarted and Terminal connection will
disconnect, thus stopping the script and leaving the system in an unrecoverable
state. It may be possible to launch a screen or tmux session from the Cockpit
Terminal, but USE AT YOUR OWN RISK.
#### コックピットのターミナル画面でスクリプトを実行すると中断されます
Cockpit に組み込まれているターミナル画面からこのスクリプトを実行しないでください。として
スクリプトがアップグレードを実行し、コックピットが再起動され、ターミナル接続が開始されます。
切断されるため、スクリプトが停止し、システムが回復不能な状態になります。
州。コックピットから screen または tmux セッションを起動できる場合があります。
ターミナルですが、ご自身の責任で使用してください。
Cockpit は使ってませんが、インストールはされてますね。
この際だから、不要な物は削除する事にしましょう・・・・次
#### EL8.0 Migrations
If you are attempting to migrate a system that has not been updated since 8.0
then you must run `dnf update` before attempting the migration.
If you are migrating from CentOS 8.0 then you must manually fix the baseurls of
the CentOS repositories before running `dnf update`:
```
sed -i -r \
-e 's!^mirrorlist=!#mirrorlist=!' \
-e 's!^#?baseurl=http://(mirror|vault).centos.org/\$contentdir/\$releasever/!baseurl=https://dl.rockylinux.org/vault/centos/8.5.2111/!i' \
/etc/yum.repos.d/CentOS-*.repo
#### EL8.0 の移行
8.0 以降更新されていないシステムを移行しようとしている場合
その場合は、移行を試みる前に「dnf update」を実行する必要があります。
CentOS 8.0 から移行している場合は、次のベース URL を手動で修正する必要があります。
「dnf update」を実行する前に CentOS リポジトリを確認します。
「」
sed -i -r \
-e の!^ミラーリスト=!#ミラーリスト=!' \
-e の!^#?baseurl=http://(mirror|vault).centos.org/\$contentdir/\$releasever/!baseurl=https://dl.rockylinux.org/vault/centos/8.5 .2111/!i' \
/etc/yum.repos.d/CentOS-*.repo
CentOS8 のままで使い続けてるシステムは、CentOS8 Streamに移行させるか、
リポジトリを書き換えて、最新状態にしてから実施する必要がありますね。
ここのシステムは、CentOS8 Stream の最新ですが、次に実施するサーバは、
CentOS8のままです、上記作業が必要になりますね。・・・・次
#### Custom replacements of default repositories
This script expects the **original repository configuration being present, as
well as enabled** (i.e. for CentOS the `baseos` repo configuration in the
`/etc/yum.repos.d/CentOS-Linux-BaseOS.repo` file has to be present and enabled).
Also make sure that there are **no other repositories** which could interfere
with the original configuration.
Any distribution that has had its core repositories altered, removed, duplicated
or overridden may cause migrate2rocky to break or corrupt the system when run.
Any attempt to migrate such systems, even after reversing the changes made by
such software, is not supported in any way. In all cases you should backup your
system before using migrate2rocky and USE AT YOUR OWN RISK.
This especially happens on systems configured with a centralized package
management like Katello (RedHat Satellite 6) or Uyuni (RedHat Satellite 5, SUSE
Manager).
#### デフォルトのリポジトリのカスタム置換
このスクリプトは、**元のリポジトリ設定が存在することを想定しています。
有効** (つまり、CentOS の場合は、
`/etc/yum.repos.d/CentOS-Linux-BaseOS.repo` ファイルが存在し、有効になっている必要があります)。
また、干渉する可能性のある**他のリポジトリ**がないことも確認してください。
元の構成で。
コア リポジトリが変更、削除、複製されたディストリビューション
またはオーバーライドすると、実行時に mitigate2rocky が壊れたり、システムが破損したりする可能性があります。
変更を元に戻した後でも、そのようなシステムを移行しようとする試み
このようなソフトウェアは、いかなる形でもサポートされません。どのような場合でも、バックアップを作成する必要があります。
mitigate2rocky を使用する前にシステムを再インストールし、自己責任で使用してください。
これは特に集中パッケージで構成されたシステムで発生します。
Katello (RedHat Satellite 6) または Uyuni (RedHat Satellite 5、SUSE) などの管理
マネージャー)。
これは、厳しい事が書かれてますね。
デフォルトのリポジトリは変更してませんた、追加のリポジトリをインストールしてます。
作業前に、追加した分を削除する必要がありそうです。・・・・次
#### Grub still shows kernel entries from previous installation
This is normal. The running kernel cannot be safely removed when migrate2rocky
is run. The RockyLinux kernel should come up as the default highlighted kernel
on reboot but the other ones will remain until they are removed or replaced by
newer kernels. If you want you can manually remove the old kernels after reboot
with dnf or rpm.
ほほ~!
移行が成功しても、CentOS8の最新カーネルが残るんですね。
dnf か rpm で削除できるとな!! メモメモ(これね)
しかし、いろいろ手抜きしてましたね、やっぱり「Readme」は事前に確認する必要があります。
バックアップを取ってたので戻れましたが、マニュアル等はチャンと読みましょう。
だいたい、注意事項は以下の通りになりました。
1.実行前に ./migrate2rocky.sh -V でベリファイを行う。
2.古いカーネルを全て削除する。
3.リモート環境でアップデートを実施しない。
4.追加インストールしたリポジトリを削除する。
上記を実施して、再度トライして見ることにしましょう。
今日はここまで。