包丁研ぎ

久し振りに包丁研ぎです。
台所用の牛刀の切れ味が鈍ってきたので、研ぎ直すのですが、研ぎ台を出したり色々と面倒なので、ついでに釣り用ナイフも研ぎます。

双方とも、大きな刃毀れも無く、状態的には良い感じ、これなら中砥2000番、仕上げ5000番で良いでしょう。
最初は、2000番で面直しして、5000番で仕上げで良さそう、4000番以上だと、鏡面に近い仕上がりになります。
刃毀れが有ったら、1000番以下の荒砥を使ってかなりの修正が必要になりますが、今回は必要無さそうです。

研ぎ終わったら、砥石の面直しも忘れずに・・・・
使いっぱなしだと、砥石の中央部だけ削れて真っ直ぐ研げなくなります。

今回研いだ二本ともにステンレス鋼ですが、性質が異なり、台所で使う牛刀は、ATS-34鋼、ステンレスとしては、そこそこの硬度があり、切れ味が長持ちします。
そして、釣りで使うナイフは・・・・

ステンレス H-1鋼、H-1鋼の特徴は、硬度は低いですが、錆びに強いのが特徴です。
この状態で、塩水に1週間沈めておいてもサビが出ませんから、釣りのお供に最適、お勧めできます。
ただ、鋼材が柔らかめですから、切れ味が落ちやすいです。
3回釣行したら1回研ぎを入れた方が良いと思います。
鋼材が柔らかいので、ナイフの表面を鏡面仕上げする事も可能です。
因みに、ATS-34の釣り用ナイフも持ってますが後処理を忘れるとすぐに錆びてしまいます。
錆びると言うより、すぐに酸化皮膜が出来上がり、ナイフの表面にムラがでてしまいます。

人もナイフも適材適所と言う事ですね。

日常,釣り

Posted by papas